2013/11/05

#5 (°°) 突然ですが「みかん」です



 
ブログの4回目がちっとも書き上がっていないというのに、
秋が来てしまいました。

もうこうなったら、

 
ちっとも 健康じゃ ないけど 健康ニュース」


の5回目は、ちっとも健康じゃないこの状況を打破すべく、突然、テーマが「みかん」です!

去年12月の、
「日本のみかんを毎日4個、食べれば貴女は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になりにくくなります!」
というニュースを、皆様、まだ覚えておいででしょうか。

ざっと検索してみたところ、このニュースの有効性は、ちゃんと継続しているみたいです。

とは言え、実は、効果は「一部の女性限定」。
と言うか、大きな声では言いにくいのですが、閉経後の女性 限定。

じゃあ「閉経後の女性」以外の人類には関係ないのか、と言うと、
骨粗鬆症に関しては、一応、関係ないのですが、実はっ、
日本のみかんにやたらとたんまりと含まれている、このベータ・クリプトキサンチンという話題の色素は、ほとんどすべての人間の皆様に様々な効果が・・・・・・!

あるみたいなので、あっちこっち検索してみることをおすすめします。


ところで、骨粗鬆症に関しての、この調査結果は、みかんの産地「三ヶ日町(みっかびちょう)」の
住民の方々の御協力のもと、4年間にわたる追跡調査を経て、結実したもの、
なのだそうですが、「三ヶ日みかん」は「温州(うんしゅう)みかん」です。

日本のみかんは、ほとんどが温州みかんです。

つまり、超格安のみかんでも無茶苦茶お高いおみかんでも、日本のみかんを毎日4個!
食べれば貴女は骨粗鬆症にかかりにくくなる、というわけです。

勿論、「かかりにくくなる」というのは「絶対かかりません!」という意味ではありませんが、やはり「かかりにくくなる」のに越したことはありません。


が、気になるのは、みかんのサイズです。

「毎日4個」との発表なので、大でも小でも、テキトーに4個でよいのだっ、
と思いますが、みかんと言えば、
うちの98円の鏡餅にも相撲部屋等の巨大な鏡餅にも対応せねばならない、
という事情があるから、
なのかどーかはよく知りませんが、サイズが多彩です。

が、ノープロブレム。

「グラムのわかる写真館」があります。

みかんの可食部の重さが、特大から小まで、一目瞭然です。
ちょっと計算してみると、みかんの可食部は全体の重さの75%、ということもわかります。

ここで、また問題が。
みかんのサイズは、「大とか小とか」ではなくて、「LとかMとか」で表示されます。
 
このサイズ表示は、衣類の表示に似ていて、重さは考慮されません。
衣類ならスリーサイズが決め手ですが、みかんの場合は「直径」なのだそうです。

ーーという事実を、実は、生まれて初めて、今、知りました。

農林水産省の資料によると、
こうなっていたのでした ☟

  • 大きさの呼称区分 / 果の直径


     3L          80mm 以上 ~ 88mm 未満
     2L          73mm 以上 ~ 80mm 未満
     L           67mm 以上 ~ 73mm 未満
     M           61mm 以上 ~ 67mm 未満
     S           55mm 以上 ~ 61mm 未満 
   

果の直径は、長径をもって測定した数値とする。

話がそれますが、
包装容器は段ボール箱とし、次に掲げる条件に適合するものとする。
のだそうです!

みかんの段ボール箱と言えば、解体するのが超・大変で、
「リサイクルさせない気~~っ!」と、むかついてしまったのですが、なんとっ、
耐圧加重500キログラム以上」というシビアな基準があったのでした!
すみません、知りませんでした。

それはともかく、「グラムのわかる写真館」掲載のみかんは、特大が3L、大が2L、中がMくらいでしょうか。

ネット上のお店をチェックしてみると、重さはやはりばらばらですが、
2Lは150g 以上、
Lは130~150g くらい、
Mは100~120g くらい、
Sは80g くらい、のようでした。
(但し、チェックしたのは、たった3店です)

ところで、このページの下のほうにある〈追記〉欄に掲載いたしました論文や解説等をせっせと読んでみましたところ、みかんの摂取量についての調査は、
「ほとんど食べない」
「食べるが、週に2~3個以下」
「毎日1~3個」
「毎日4個以上」
の、四択であることがわかりました。

解析のほうは、
この4グループについて、
もしくは「ほとんど食べない」と「週に2~3個以下」とを「低摂取群」としてまとめ、計3グループについて、
更に、初期の発表時には、ベータクリプトキサンチン摂取量の高低に、ビタミンC 摂取量の高低を加味し、計4グループについて、
他に2グループとか、
厳密にベータクリプトキサンチンの血中濃度でグループ分けしているのかも・・・と思われる場合とか(どのみち、みかんの摂取量とベータクリプトキサンチンの血中濃度とは相関しているのですが)、
色々なパターンがあり、
去年12月発表のものでは、3グループになっていました。
つまり、「週2~3個以下」の人は、「ほとんど食べない」人と同じ「低摂取グループ」に入ってしまうようです。

発表が、「毎日4個以上食べましょう」という結論になっているので、ベータクリプトキサンチンの絶大な効果を期待するのであれば、やはり「毎日4個以上」。

で、2002年の英語の論文に、「みかん」の説明として、
「1個が約100g で、1~2mg のベータクリプトキサンチンを含む」
と書いてありました。

この100g というのは、この場合、多分、皮付きの重さであろうと思われますので、Mですね。

・・・ということはー、Mサイズ100gの可食部は75%で75g、
ベ-タクリプトキサンチンは、「100gあたり1~2mg」の「1mg」のほうを採用することにして「0.75mg」、
すると、4個で「3mg」で、「1日あたり、3mg以上」となるのでしたっ。
(あまりあてにはなりませんが・・・)

でも、まあ、そう気にせずに、せっせとみかんを食べましょう。
私など、みかんがオレンジに勝っている!、と思うと、じわーーっと嬉しい・・・・・・。
(オレンジもベータクリプトキサンチンをある程度、含んでいますが、温州みかんの圧勝です!)

で、冬にいっぱい食べておけば、みかんのない季節になっても、ベータクリプトキサンチンの血中濃度って、勿論、冬よりは減るものの、そこそこにキープされているそうで、なんとベタクリは、ある程度は体内に蓄積されるんですってーーっ!

リッチな方には、夏にはハウスみかんだってありますよっ。
ハウスみかんって、ベータクリプトキサンチンの量がもっと多い上に、「とってもおいしい!」と、食べたことのある人が言っていました。

余談ですが、ちょっと貧乏な私には、「毎日4個」は、き、きびしい。

でも、裏技があります。

私は、果実は、皮ごと食べるのが大好きです。
(食べたら出血してしまうようなすごい外皮を持つものは除きます)
そのほうが、ちゃんとおいしく感じる、という経済的な体質です。


みかんの皮って、けっこう含有量が高そうな気がしませんか~~、ベータクリプトキサンチンの~~。



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〈追記〉

  • ベータクリプトキサンチンの含有量は、みかんの可食部100gあたり 1.3 mg とか、1.7mg とか、1.8 mg とか、1.9mg とか、ネット上には色々な記載があり、よくわかりません。ともあれ、1mg ~ 2mg のようです、なまものですし。 色が濃いみかんの方が含有量が多い、という説も。


  •  数年前の発表のようなのですが、必見です。ふとるかも・・・、とか、糖が心配・・・という方も、きっと、みかんを食べたくなってしまいます。

   『健康機能性に関する最近の知見』 ☟

 
   http://www.shokusan.or.jp/sys/upload/582pdf3.pdf

   ( p.25 〈20枚目〉 ~ p.38 〈33枚目〉)




  • 米誌オンライン版への英文発表は、これです ↓   
  
High Serum Carotenoids Associated with Lower Risk for Bone Loss and Osteoporosis in Post-Menopausal Japanese Female Subjects: Prospective Cohort Study
     

特に Table 5 をご覧下さい。
骨粗鬆症を発症した17名の方のベータクリプトキサンチン血中濃度(平均)は 1.16 μ mol/L 、
骨減少症(と言うのでしょうか・・・)の状態である25名の方の場合 1.59 μ mol/L 、
健康な骨をキープされている113名の方の場合は 1.94 μ mol/L。

この平均値 1.94 μ mol/L の皆さんのベータクリプトキサンチンの濃度は、少ない方で 1.72 μ mol/L 、多い方で 2.19 μ mol/L です。

個体数が少ないと言えば少ないのですが、やはりベータクリプトキサンチンが骨に効くみたいです。


  • 2002年の発表論文 ☟ ベータクリプトキサンチンの血中濃度の持続

Serum Concentration of β-Cryptoxanthin in Japan Reflects the Frequency of Satsuma Mandarin (Citrus unshiu Marc.) Consumption
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